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Japanese Newsletter - February 2014
貧困に苦しむ人々
2014年2月
まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。マタイ25:40 "
Matt. 25:40
Published by the Society of the Good Shepherd, P. O. Box 122, Amberson, PA 17210. (717) 349-7033
昨年の秋に献金してくださった読者の方々の助けにより、私たちはホンジュラスの人々にロケット・ストーブを提供することができました。
先々週、私と妻がホンジュラスに行った時にも、実際にロケット・ストーブを受け取った方々に会うことができました。その過程で、私たちは、スィグアテペケ(Siguatepeque)内外に住む、いわゆる「貧民の中の貧民」といわれる人々に出会いました。
まず私たちはカルメンという未亡人に出会いました。
この町の店主がルイス・ヴェガ兄弟に電話連絡を取り、彼女のことを話したのです。店主の方は、「カルメンさんにロケット・ストーブを提供してくださいませんか?」と頼んでこられました。もちろん、私たちはすぐに了承しました。
そこで私たちはルイス兄のトラックにロケット・ストーブを積み、カルメンさんの住む所に向かいました。彼女が貧しい暮らしをしているということは聞いていましたが、直接赴いてみて、その悲惨さに驚きました。
カルメンは47歳です。ご主人は数年前に亡くなりました。
最近まで彼女は地元の食堂で働いていました。しかし、関節リューマチを患い、働くことができなくなりました。実際、彼女は、自分と息子の食べるトルティーヤ(薄いパンのようなもの)を作ることさえできずにいたのです。
また、ついこの間までカルメンと12歳になる息子はホームレスでした。
前述の店主が数ヶ月前、彼女に会い、「仕事を探しているのか」と訊ねました。病気で働くことができない旨を告げると、店主は自分の敷地にブリキ板で小さな小屋を作り、彼女と息子がそこに住むことができるよう取り計らってくれました。
カルメンの小屋にはテーブルもその他の家具もなく、二人は汚い床にボックススプリングを置き、その上で寝ていました。12歳の息子は生計を立てるため、2つの仕事をかけもちしており、今回、彼に会う事はできませんでした。
二人は外におかれた桶の中で(しかも冷水で)体を洗うしかありません。でも「眠る場所が与えられているだけでも本当に感謝です」と彼女は言っていました。
その場所を後にしながら、ルイス兄も私も妻のデボラも、「カルメンと息子を助けるために何かをしなくてはならない」と感じました。これに関しては読者の方々および教会の兄弟姉妹もきっと同感してくださると思います。
それでルイス兄は、カルメンと息子のためにテーブル、ベッド、その他の家具を購入しました。彼はまた、戸外にシャワー室を作ろうと計画しています。またトルティーヤ用の圧搾機をも彼女のために購入することができました。これならリューマチを患う手であっても、彼女はトルティーヤを作り、ストーブの上で焼くことができるのです。
翌日、私たちはカルメンと同じくらい悲惨な状況にある人々に遭遇しました。 その一人がヴィクトリアノという高齢の(先住民族)男性です。ある貧しい家族が、ホームレスだったヴィクトリアノに、「うちの裏地に小屋を建てて住んでもいい」と言ってくれ、彼はそこに棒やブリキ板、ビニール、防水シートなどで小屋を建てました。中には粗末なベッド以外、家具は何もなく、彼は汚い床で火をおこし、料理していました。通気口がないため、中は煙でいっぱいでした。
私たちはヴィクトリアノに、「ロケット・ストーブを持ってきます。このストーブなら、今まで使っていた薪の量の四分の一だけで済みます。」と説明しました。また通気口を作る専門の人を雇って、彼の小屋に設置してもらう予定です。これまでの暮らしでヴィクトリアノの肺が煙で侵されていないことを望みます。
ヴィクトリアノの小屋を去った後、私たちは近くに住むルイサという女性を訪問しました。彼女はプラスチックの板で作った小屋の中で、シングルマザーとして、子供たちと暮らしていました。
1999年にハリケーン・ミッチが襲った際、こういう小屋を見たことがありましたが、スィグアテペケの近くで、今もそのような悲惨な暮らしをしている人がいるということは知りませんでした。
ルイサも、ヴィクトリアノと同様、土製のストーブで料理しており、煙がむんむんしていました。そこで彼女にも、ロケット・ストーブを持ってくることを約束しました。帰りにもう一軒、アンゲル・ラミレツ一家の住む小屋にも立ち寄りました。この一家は、昨年の秋に、私たちのミニストリーを通して、ロケット・ストーブを受け取っていました。しかし、彼の住居環境も、ルイサと同じくらい劣悪なものでした。
翌週、私たちはアメリカの自宅に戻ってきましたが、うちの飼育しているヤギの方が、前述した4人の人々よりも良い場所に住んでいるという事実に直面せざるをえませんでした。さらに言えば、私の物置小屋の方が、彼らの小屋よりもまともな場所だったのです。
でも、私たちは、各自の持っている数百ドルというお金で、彼らの住居環境に劇的な変化を起こすことができるのです。――そうです、家具や、台所用品、あたたかい毛布など、アメリカでは持っていて当たり前とされている品々を彼らに提供することができます。
また数百ドルというお金があれば、彼らの住んでいる住居をかなり改善することができます。実際、数千ドルあれば、私たちは彼らのためにシンプルでありながらも頑丈な家を数軒建てることも可能なのです。みなさん、協力してくださいますか。
2014年2月 デイヴィッド・ベルソー The Society of the Good Shepherd, P. O. Box 122, Amberson, PA 17210 • (717) 349-7033 バックナンバーをお読みになりたい方は Past Newsletters をクリックしてください。 ホンジュラスでの働きに献金をしてくださる方は Donations をクリックしてください。
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