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Japanese - Restoration Movement

復興運動


原始キリスト教を回復しようとした一つの運動が、1800年代初めの米国において、長老派教会の内部から起こされました。長老派教会の聖職者であったバルトン・ストーンは、長老派信者の間の、絶え間ない神学論争や厳格な予定説、聖職者の独裁、ひんぱんに起こる分裂などに、ほとほとうんざりしてしまっていました。そして、彼は、使徒時代のキリスト教と回復しようと、ケンタッキー州にて運動ののろしを上げたのです。この運動を起こしたストーンの主たる目的は、初期キリスト教にあれほど顕著にみられた「聖い生き方」、そして「世からの分離」、この二つを回復することにありました。

1820年代に、ストーンの運動は、トマスおよびアレクサンダー・キャンベルによって始められた別の運動と一つに合流しました。後者も原始キリスト教回復をめざしていたのです。アレクサンダー・キャンベルの主なる目標の一つは、全てのキリスト教徒の間に一致をもたらすことにありました。彼は、以下の二つの事がなされてはじめて、キリスト者の間に一致が生まれると考えました。すなわち、

② べての、人の手で作られた信条および伝統を捨てる。そして、 ②使徒教会の形式や組織、教えに立ち帰ること、でした。

この目的のために、キャンベル・ストーン運動の人々は、初代教会の慣習であった、週ごとの聖餐式、集会の自治、各集会における(単独の牧師ではなく)複数による牧会などに立ちかえりました。この運動は、その後、聖い生き方や内なる生活といったものよりも、原始教会の教えや儀式のことに、より重点を置くようになってしまった感がありますが、それでも、米国中の何千という人に霊的刷新をもたらしたことは確かです。