ニコとロスィタは新しい家に移ることができました。 2014年9月 まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。マタイ25:40 “ Matt. 25:40 Published by the Society of the Good Shepherd, P. O. Box 122, Amberson, PA 17210. (717) 349-7033 ![]() その後、読者の方々の何人かが、寛大にも彼らのために献金を捧げてくださり、その献金によって第一番目の家が建ちました。ニコ・ザヴァラと奥さんのロスィータは、8週間ほど前、その家に移り住みました。その後、私はニコとロスィータのこれまで辿ってきた人生についてもっとうかがうことができました。その話は悲しくも、感動に満ちたものです。 ニコは80歳で、妻のロスィ―タは身体障害者です。二人ともほとんど教育を受けることができませんでした。二人は、サトウキビ・ジュースを屋台で売ることによって生計を立てています。彼はサトウキビの一部を自分で育て、残りは業者から仕入れています。バザールの日には、彼は市場まで手押し車を押して行き、それから絞り器を使ってジュースを絞り始めます。 ![]() このようにしてルイス兄弟は、ニコおよびロスィ―タと知り合い、さらに、二人が真摯なクリスチャンであることを知りました。 ![]() さらに、ニコとロスィ―タがホームレスであることを知ったオスカーさんは、自分の敷地内にある掘立小屋に住んでもいいと申し出ました。この小さな小屋には、電気も水も、トイレもありませんでしたが、――もちろん路上生活よりはましでした。 ![]() そしてこの隣人はあの手この手でニコとロスィ―タを立ち退かせようと働き始めました。ここ以外に行き場のないニコとロスィ―タは、この嫌がらせにただただ耐えていました。小屋に水道がないため、二人は毎日、500mほど離れたところにある貯水タンクに水を汲みに行かなければならなかったのですが、ある朝、そのタンクに死んだ犬が放り込まれているのをニコは発見しました。 これを見た時、ニコは「もうだめだ」と思いました。そして再び路上生活に戻ることを考えました。しかし、ルイス兄弟は、読者の方々がこの目的のために献金してくださっていたその資金を用いて、その時すでに彼らのために新しい家を建て始めていました。 それから数日以内に、ルイス兄は家を完成させ、ニコとロスィ―タの引っ越しを手伝いました。彼らの新しい家は、スィグアテペケから数キロ離れた美しい山間部にあります。その家には電気、水道、屋内トイレ、浄化槽があります。さらに、広い敷地を利用して、ニコは現在、サトウキビ、さや豆、キャッサバ、トウモロコシなどを栽培しはじめています。 ここに移り住んでから一週間後、ニコは前に住んでいた小屋の近くに栽培していたサトウキビを収穫するため、そこに向かいました。 しかし悲しいことに、誰かがサトウキビをすべて切り落とし、燃やしてしまっていました。ニコは全収穫を失ってしまったのです。 しかしニコとロスィ―タは、「主のみこころなら、これからはこのような状況に陥ることはない」と、そのことを覚え感謝しています。そして二人は、新しい家を提供してくださった方々、さまざまな形で彼らを助けてくださった全ての方々に感謝しています。 デイヴィッド・ベルソー The Society of the Good Shepherd, P. O. Box 122, Amberson, PA 17210 • (717) 349-7033 バックナンバーをお読みになりたい方は Past Newsletters をクリックしてください。 ホンジュラスでの働きに献金をしてくださる方は Donations をクリックしてください。 Newsletter Newsletter Japanese Newsletter – August, 2014 Newsletter Japanese Newsletter – July 2014 Newsletter Newsletter Newsletter Japanese Newsletter – November, 2014 |